FTPでのサーバー間転送
サーバ間の転送には、通常SFTP接続で次のようなコマンドを実行します。
scp -r ./転送したいディレクトリ/ ユーザー名@転送先アドレス:/転送先ディレクトリ
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例
scp -r ./www/ user@210.111.11.11:/home/user/html/
しかし、SFTPが入っていない古い共有サーバーなどでは、未だにFTPで転送する必要があります。FTPというと、『FFFTP』などのWindows用クライアントソフトで接続するイメージがどうしても強いのですが、ちゃんとシェルで作業できます。
まず、転送先サーバにログインします。
(転送、というよりFTP接続してダウンロードするので。)
ログインしたらFTPコマンドで対象サーバ(oldserver.co.jp)にログイン。
ftp oldserver.co.jp
接続に成功すると、ユーザー名、パスワードの順に対話型で入力します。
Name (newserver.co.jp:currentuser): ftpuser 331 Password required for ftpuser. Password: 230 User ftpuser logged in.
CD、lsなどのコマンドはTelnetやSFTPと共通なので、目的のディレクトリに移動したら、getコマンドでファイルを転送(最初のログインサーバにダウンロード)します。
get 対象ファイル 保存先
例
get ./images/ ./imagesbackup/
保存先を省略すると、FTP接続するときにいたディレクトリに保存されます。ファイル名が複数あるときはgetではなくmgetを使います。
逆にログイン先のサーバーからアップロードするときはput、mputを使います。
これでファイルの転送はOKなんですが、ディレクトリごとのコピーはできません…。
ツールを使うしかありません。
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