adduser で補助ユーザーを作成する
社内の複数人数で使っているサーバーで、共通のディレクトリを編集する、共通グループの補助的なユーザーを作成したいときのコマンドです。
ユーザーとしては別れていた方がいいんだけど、専用のディレクトリを持たせたりはしたくない。そんなときはこれです。
同じログイン情報を複数人数で使い回すのは、セキュリティの観点からも、事故が発生した際の犯人捜し(笑)の観点からもオススメいたしません!
例:commonというユーザーグループに新しいユーザーを居候させる場合
adduser -d /home/common/project -G common -M ユーザー名
オプション解説
-d ホームディレクトリを指定。(最後のスラッシュは不要)
-G 補助グループを共有したいグループに指定。(小文字の-gだと、メイングループの指定になるので注意。)
-M ユーザーの固有ホームディレクトリを作成しない
オプションを指定してから、最後にユーザー名です。
ユーザー作成後にすること
1.パスワードの設定
ユーザー作成後は、パスワードを指定するのをお忘れなく。
2.ディレクトリの権限
所属する主グループの管理するディレクトリに、グループ権限の読み込み許可を与える。
chmod g+rwx /home/common
3.bash関連のコピー
このままだと操作しづらいので、主グループのbash関連設定ファイルをホームディレクトリにしたところにコピーする。
例の場合だと
cp /home/common/.bash* /home/common/project/
でOK。
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adduser で補助ユーザーを作成する (http://bit.ly/gEOVwq) (更新)