Google Skipfishのインストールと実行
Googleが先月(2010年3月)にリリースした、オープンソースのウェブセキュリティスキャナ「skipfish」をインストールして試してみた。
ブラインドSQLやXMLインジェクションといったセキュリティホールがあるかどうか、ウェブアプリケーション全体をざっとスキャンしてチェックしてくれるらしい。
導入自体は簡単で、
- 最新版をDL (from skipfish – Project Hosting on Google Code)
- makeでインストール
- 対象URLとレポートの保存ディレクトリを指定して実行
- 待つ
という程度。
ただし4での時間と負荷はかなりかかるので、その辺は覚悟。
準備
OpenSSLが入っていなかったら、あらかじめyumでインストールしておく。
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[root@dacelo]# yum install openssl-devel libidn-devel
最新版のSkipfishを確認し、ダウンロードして解凍してインストール。
[root@dacelo]# wget http://skipfish.googlecode.comhttps://dacelo.space/wp-content/uploads/skipfish-1.32b.tgz [root@dacelo]# tar xvzf skipfish-1.32b.tgz [root@dacelo]# cd ./skipfish [root@dacelo]# make
実行
スキップフィッシュのスクリプトに、レポートの生成先、対象URLを引数で渡すとスキャンが始まります。
[root@failtesta skipfish]# ./skipfish -o /var/www/html/report http://blog.dacelo.info/
しばし待ちます…。(↓1時間10分経過後の様子)
skipfish version 1.32b by- test.dacelo.info - Scan statistics --------------- Scan time : 1:10:01.0517 HTTP requests : 53431 sent (12.89/s), 72413.38 kB in, 12654.48 kB out (20.25 kB/s) Compression : 0.00 kB in, 0.00 kB out (0.00% gain) HTTP exceptions : 365 net errors, 0 proto errors, 0 retried, 0 drops TCP connections : 817 total (72.37 req/conn) TCP exceptions : 0 failures, 365 timeouts, 1 purged External links : 102 skipped Reqs pending : 5693 Database statistics ------------------- Pivots : 105 total, 47 done (44.76%) In progress : 32 pending, 15 init, 6 attacks, 5 dict Missing nodes : 5 spotted Node types : 1 serv, 44 dir, 36 file, 0 pinfo, 23 unkn, 1 par, 0 val Issues found : 92 info, 23 warn, 15 low, 0 medium, 0 high impact Dict size : 2036 words (36 new), 69 extensions, 80 candidates
ここで/var/www/html を選んでいるのは、レポートはブラウザでないと確認できないからです。
JavaScriptを駆使した、こんな感じのレポートができあがります。
ちなみに1時間以上経っても終わらず、「なんかテストサーバー重くなってるよ!」と怒られたので途中で停止しました。
毎秒1000件くらいのアクセスが発生し、LoadAverageは20近くになっていましたので要注意。決して本番環境ではやらないこと!
Googleが先月(2010年3月)にリリースした、オープン…: Google Skipfishのインストールと実行 (http://bit.ly/9Sc80U )